原発性多発小腸癌の1例

NSAIDsを長期服用し胃潰瘍の既往を持つ62歳女性.腸閉塞で入院.回腸に2カ所の狭窄部を認め,小腸部分切除術を行ったところ低分化腺癌であった.転移性小腸癌を疑い全身検索したが,他に病変を認めなかった.原発性多発小腸癌の最終診断で追加腸切除を行い,所属リンパ節に転移を認めた.多発する小腸狭窄例において原発性小腸癌も鑑別診断として考慮する必要がある....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2014/08/05, Vol.111(8), pp.1594-1601
Hauptverfasser: 吉岡, 将史, 進士, 誠一, 菅, 隼人, 山田, 岳史, 小泉, 岐博, 高田, 英志, 河越, 哲郎, 三井, 啓吾, 松田, 陽子, 内田, 英二
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:NSAIDsを長期服用し胃潰瘍の既往を持つ62歳女性.腸閉塞で入院.回腸に2カ所の狭窄部を認め,小腸部分切除術を行ったところ低分化腺癌であった.転移性小腸癌を疑い全身検索したが,他に病変を認めなかった.原発性多発小腸癌の最終診断で追加腸切除を行い,所属リンパ節に転移を認めた.多発する小腸狭窄例において原発性小腸癌も鑑別診断として考慮する必要がある.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.111.1594