Rhabdoid featureを呈したS状結腸未分化癌の1例

45歳女性.持続する腹痛にて当院入院となり,精査の結果,S状結腸に全周狭窄をともなう4型病変が認められた.鉗子生検と腹水細胞診により低分化型癌と診断され,外科的切除が行われた.術後,急速な腹水増加と全身状態の悪化により,症状出現後6週間で死亡した.剖検を含む組織学的検討において,本症例は予後不良で高悪性度病変である極めてまれな,rhabdoid featureを呈する大腸未分化癌であることが確認された....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2014/07/05, Vol.111(7), pp.1384-1390
Hauptverfasser: 馬場, 洋一郎, 内山, 智子, 濱田, 賢司, 石原, 禎子, 田中, 宏樹, 磯野, 功明, 齋藤, 知規, 向, 克巳, 村田, 哲也, 味岡, 洋一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:45歳女性.持続する腹痛にて当院入院となり,精査の結果,S状結腸に全周狭窄をともなう4型病変が認められた.鉗子生検と腹水細胞診により低分化型癌と診断され,外科的切除が行われた.術後,急速な腹水増加と全身状態の悪化により,症状出現後6週間で死亡した.剖検を含む組織学的検討において,本症例は予後不良で高悪性度病変である極めてまれな,rhabdoid featureを呈する大腸未分化癌であることが確認された.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.111.1384