糖原病Ia型に合併した多発肝細胞腺腫の1例

症例は27歳男性.生来糖原病Ia型と診断.15歳で肝腫瘤を指摘,18歳時に肝動脈塞栓術を受けた.以後腫瘍径が増大するため紹介された.肝S4S8に13 cmの腫瘍と両葉に小さな多発腫瘍を認め,S4S8腫瘍は増大傾向があり肝切除を施行し小腫瘍も切除生検した.病理組織学的に肝細胞腺腫(HCA)で,免疫染色でinflammatory HCAであった.糖原病Ia型に合併した多発HCAを経験したので報告する....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2014/04/05, Vol.111(4), pp.787-796
Hauptverfasser: 植村, 修一郎, 有泉, 俊一, 高橋, 豊, 大森, 亜紀子, 小寺, 由人, 片桐, 聡, 橋本, 悦子, 中野, 雅行, 山本, 雅一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は27歳男性.生来糖原病Ia型と診断.15歳で肝腫瘤を指摘,18歳時に肝動脈塞栓術を受けた.以後腫瘍径が増大するため紹介された.肝S4S8に13 cmの腫瘍と両葉に小さな多発腫瘍を認め,S4S8腫瘍は増大傾向があり肝切除を施行し小腫瘍も切除生検した.病理組織学的に肝細胞腺腫(HCA)で,免疫染色でinflammatory HCAであった.糖原病Ia型に合併した多発HCAを経験したので報告する.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.111.787