口唇,胃,大腸などまれな臓器へ転移巣を同時期に認めた肝細胞癌の1例

症例は79歳男性.肝細胞癌部分切除施行12年経過後に,口唇転移,肺転移が出現し,放射線治療,分子標的薬内服治療開始目的で入院.経過中に下血を認め大腸内視鏡検査施行.S状結腸に4mm大の凝血塊をともなう粘膜下腫瘍様病変を認めてEMRを施行し,肝細胞癌の大腸転移と診断.また上部消化管内視鏡検査にて5mm大の陥凹をともなう隆起性病変を認めて生検を施行し,肝細胞癌の胃粘膜転移と診断した....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2014, Vol.111(3), pp.535-542
Hauptverfasser: 宮木, 英輔, 脇, 浩司, 辻, 恵二, 齊藤, 裕平, 平野, 大樹, 田丸, 弓弦, 鳩岡, 正浩, 高田, 俊介, 上田, 裕之, 桑原, 健一, 木村, 茂, 永田, 信二, 金子, 真弓, 相方, 浩, 茶山, 一彰
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は79歳男性.肝細胞癌部分切除施行12年経過後に,口唇転移,肺転移が出現し,放射線治療,分子標的薬内服治療開始目的で入院.経過中に下血を認め大腸内視鏡検査施行.S状結腸に4mm大の凝血塊をともなう粘膜下腫瘍様病変を認めてEMRを施行し,肝細胞癌の大腸転移と診断.また上部消化管内視鏡検査にて5mm大の陥凹をともなう隆起性病変を認めて生検を施行し,肝細胞癌の胃粘膜転移と診断した.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.111.535