胃粘膜下腫瘍様形態を示した腹壁原発石灰化線維性腫瘍の1例

43歳女性.6年前,内部に石灰化をともなう限局性胃粘膜下腫瘍様病変を指摘された.今回,腫瘍が増大傾向を示したため精査目的に紹介受診となった.超音波内視鏡下穿刺術では組織検体を得ることができず確定診断に至らなかった.消化管間質腫瘍を否定できなかったため,病変切除術が施行された.病理組織学的検討において,本症例は極めてまれな腹壁原発石灰化線維性腫瘍と診断された....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2014, Vol.111(3), pp.529-534
Hauptverfasser: 田中, 宏樹, 馬場, 洋一郎, 松崎, 晋平, 磯野, 功明, 斉藤, 知規, 佐瀬, 友博, 岡野, 宏, 向, 克巳, 田岡, 大樹, 村田, 哲也
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:43歳女性.6年前,内部に石灰化をともなう限局性胃粘膜下腫瘍様病変を指摘された.今回,腫瘍が増大傾向を示したため精査目的に紹介受診となった.超音波内視鏡下穿刺術では組織検体を得ることができず確定診断に至らなかった.消化管間質腫瘍を否定できなかったため,病変切除術が施行された.病理組織学的検討において,本症例は極めてまれな腹壁原発石灰化線維性腫瘍と診断された.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.111.529