好酸球性胃腸炎に起因した小腸穿孔の1例

症例は44歳,男性.腹痛を主訴に前医を受診し,消化管穿孔の疑いで当院を紹介受診した.腹部造影CTで腹腔内遊離ガス像と腹水貯留を認め,消化管穿孔,汎発性腹膜炎の診断で緊急手術を施行した.回盲部より口側20cmの回腸に5×2mmの穿孔を認めた.穿孔部を含む10cmの小腸部分切除術,回腸人工肛門造設術を施行した.病理診断では粘膜下層から漿膜下層まで全層に好酸球浸潤を認め,好酸球性胃腸炎と診断した....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2014, Vol.111(1), pp.74-81
Hauptverfasser: 高野, 裕太, 河野, 修三, 飯田, 智憲, 野尻, 卓也, 吉田, 和彦, 須藤, 訓, 池上, 雅博, 矢永, 勝彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:症例は44歳,男性.腹痛を主訴に前医を受診し,消化管穿孔の疑いで当院を紹介受診した.腹部造影CTで腹腔内遊離ガス像と腹水貯留を認め,消化管穿孔,汎発性腹膜炎の診断で緊急手術を施行した.回盲部より口側20cmの回腸に5×2mmの穿孔を認めた.穿孔部を含む10cmの小腸部分切除術,回腸人工肛門造設術を施行した.病理診断では粘膜下層から漿膜下層まで全層に好酸球浸潤を認め,好酸球性胃腸炎と診断した.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.111.74