保存的に治療した腹腔動脈閉塞にともなう後下膵十二指腸動脈瘤破裂の1例

症例は45歳女性.前日からの上腹部痛を訴え当院を受診した.腹部CT検査にて腹腔動脈起始部閉塞と後腹膜に血腫を認め,膵十二指腸動脈アーケードの血流増加に起因した動脈瘤破裂による後腹膜出血と考えられた.入院後保存的に治療し1カ月後軽快退院した.退院後のCTにて腹腔動脈閉塞と動脈瘤は自然消失した.腹腔動脈閉塞の原因はSAM(segmental arterial mediolysis)が考えられた....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2013, Vol.110(10), pp.1831-1837
Hauptverfasser: 木戸川, 秀生, 岡本, 好司, 山吉, 隆友, 野口, 純也
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は45歳女性.前日からの上腹部痛を訴え当院を受診した.腹部CT検査にて腹腔動脈起始部閉塞と後腹膜に血腫を認め,膵十二指腸動脈アーケードの血流増加に起因した動脈瘤破裂による後腹膜出血と考えられた.入院後保存的に治療し1カ月後軽快退院した.退院後のCTにて腹腔動脈閉塞と動脈瘤は自然消失した.腹腔動脈閉塞の原因はSAM(segmental arterial mediolysis)が考えられた.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.110.1831