膵dermoid cystの1例

58歳,男性.心窩部および背部痛を自覚し近医を受診.CTにて膵尾部に乏血性腫瘤を指摘された.腫瘤は,MRIのT1強調像で不均一な等信号,T2強調像で高信号,造影検査では嚢胞壁と隔壁構造および内腔の一部に造影効果を認めた.超音波内視鏡(EUS)では,内部に多量のdebrisを含む多房性の低エコー腫瘤として描出された.診断に難渋し,病理診断にて膵dermoid cystと診断された1例を報告した....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2012, Vol.109(10), pp.1791-1798
Hauptverfasser: 浦田, 孝広, 泉, 良寛, 竹熊, 与志, 山崎, 明, 松山, 桃子, 佐々木, 彰子, 宮崎, 修, 溝部, 典生, 南, 信弘, 北田, 英貴, 松田, 史雄, 横溝, 博, 福田, 精二, 内藤, 嘉紀
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:58歳,男性.心窩部および背部痛を自覚し近医を受診.CTにて膵尾部に乏血性腫瘤を指摘された.腫瘤は,MRIのT1強調像で不均一な等信号,T2強調像で高信号,造影検査では嚢胞壁と隔壁構造および内腔の一部に造影効果を認めた.超音波内視鏡(EUS)では,内部に多量のdebrisを含む多房性の低エコー腫瘤として描出された.診断に難渋し,病理診断にて膵dermoid cystと診断された1例を報告した.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.109.1791