術後,肝転移に対する全身化学療法,ラジオ波焼灼療法による治療が奏効した胃腺扁平上皮癌の1例

症例は70歳男性.NSAID内服後タール便があり,上部消化管内視鏡を施行にて3型の胃癌が発見された.胃全摘,肝部分切除,D2リンパ節郭清を施行した.術後新たな3カ所の肝転移に対して,S-1による化学療法を2クール行ったが効果がなく,2nd lineとしてCPT-11/CDDPによる化学療法を8クール行った.肝転移は1カ所消失して,縮小した他の2カ所に対してRFAを施行し,現在まで41カ月再発なく経過している....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2012, Vol.109(4), pp.606-614
Hauptverfasser: 福田, 康弘, 竹島, 史直, 荻原, 久美, 庄司, 寛之, 赤澤, 祐子, 堤, 卓也, 安倍, 邦子, 水田, 陽平, 磯本, 一, 中尾, 一彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は70歳男性.NSAID内服後タール便があり,上部消化管内視鏡を施行にて3型の胃癌が発見された.胃全摘,肝部分切除,D2リンパ節郭清を施行した.術後新たな3カ所の肝転移に対して,S-1による化学療法を2クール行ったが効果がなく,2nd lineとしてCPT-11/CDDPによる化学療法を8クール行った.肝転移は1カ所消失して,縮小した他の2カ所に対してRFAを施行し,現在まで41カ月再発なく経過している.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.109.606