化学療法で長期寛解を得た超高齢食道原発非ホジキンリンパ腫の1例
症例は87歳女性.嚥下困難を主訴に受診した.上部消化管内視鏡にて下部食道を中心に不整潰瘍をともなう隆起性病変を認め,食道原発非ホジキンリンパ腫と診断した.年齢を考慮し50%用量R-CHOP療法を施行し完全寛解となった.その後寛解維持療法としてrituximab単剤療法を行い,治療開始後約4年10カ月間完全寛解を維持している.化学療法で超高齢の食道原発悪性リンパ腫を長期完全寛解に導いたまれな症例である....
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Veröffentlicht in: | 日本消化器病学会雑誌 2012, Vol.109(3), pp.400-407 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は87歳女性.嚥下困難を主訴に受診した.上部消化管内視鏡にて下部食道を中心に不整潰瘍をともなう隆起性病変を認め,食道原発非ホジキンリンパ腫と診断した.年齢を考慮し50%用量R-CHOP療法を施行し完全寛解となった.その後寛解維持療法としてrituximab単剤療法を行い,治療開始後約4年10カ月間完全寛解を維持している.化学療法で超高齢の食道原発悪性リンパ腫を長期完全寛解に導いたまれな症例である. |
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ISSN: | 0446-6586 1349-7693 |
DOI: | 10.11405/nisshoshi.109.400 |