チオプリン製剤投与により急性膵炎を発症した炎症性腸疾患の2例

チオプリン製剤投与により急性膵炎を発症した炎症性腸疾患2例を経験した.症例1は25歳のクローン病患者で,azathioprineによる膵炎が意図せぬ再投与により確認された.症例2は13歳の潰瘍性大腸炎患者でazathioprineにより膵炎をきたし,6-mercaptopurineで膵炎の再発を認めた.2例ともチオプリン開始後3~4週で膵炎を発症し,投与中止により速やかに改善した....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2012, Vol.109(2), pp.224-230
Hauptverfasser: 西川, 潤, 工藤, 俊彦, 宮嵜, 孝子, 三原, 弘, 植田, 亮, 安藤, 孝将, 梶浦, 新也, 藤浪, 斗, 小川, 浩平, 細川, 歩, 杉山, 敏郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:チオプリン製剤投与により急性膵炎を発症した炎症性腸疾患2例を経験した.症例1は25歳のクローン病患者で,azathioprineによる膵炎が意図せぬ再投与により確認された.症例2は13歳の潰瘍性大腸炎患者でazathioprineにより膵炎をきたし,6-mercaptopurineで膵炎の再発を認めた.2例ともチオプリン開始後3~4週で膵炎を発症し,投与中止により速やかに改善した.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.109.224