多発性肺転移をともなった混合型肝癌に対してCDDP肝動注療法および全身化学療法GEM+CBDCA+5-FU/LVが奏功した1例

症例は30歳代,男性.B型慢性肝炎に多発性肺転移をともなった巨大な肝癌に対して,CDDP肝動注および全身化学療法GEM+CBDCA+5-FU/LVを繰り返した後に肝病変を切除した.病理結果では腫瘍はほとんどが壊死しており,組織型は混合型肝癌であった.その後も化学療法を継続し肺転移は縮小を維持しており,予後不良とされる混合型肝癌に対して化学療法が奏功した貴重な症例である....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2011, Vol.108(11), pp.1892-1901
Hauptverfasser: 谷, 聡, 村田, 成正, 田村, 美歩, 福永, 馨, 森田, 宗孝, 平田, 勇三, 飯田, 洋也, 覚野, 綾子, 西上, 隆之, 山中, 若樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は30歳代,男性.B型慢性肝炎に多発性肺転移をともなった巨大な肝癌に対して,CDDP肝動注および全身化学療法GEM+CBDCA+5-FU/LVを繰り返した後に肝病変を切除した.病理結果では腫瘍はほとんどが壊死しており,組織型は混合型肝癌であった.その後も化学療法を継続し肺転移は縮小を維持しており,予後不良とされる混合型肝癌に対して化学療法が奏功した貴重な症例である.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.108.1892