造影超音波検査が術前診断に有用であった膵粘液癌の1切除例

症例は72歳男性.膵腫瘤精査で受診.腫瘤はUSで辺縁平滑な低エコーで,内部は部分的に無エコーと高エコー領域が散見された.造影USでは腫瘤内への血管流入像を認めた.造影CTで腫瘤の一部と辺縁が造影され,MRIのT1/T2WIで低/高信号,MRCPで膵管より弱い高信号であった.尾側膵亜全摘術を施行し,膵粘液癌と最終診断した.造影USで特徴的な画像所見を呈した膵粘液癌の1例を経験したので報告する....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2011, Vol.108(3), pp.470-477
Hauptverfasser: 松崎, 晋平, 岡野, 宏, 磯野, 功明, 田中, 宏樹, 石原, 禎子, 佐瀬, 友博, 齊藤, 知規, 馬場, 洋一郎, 向, 克巳, 西村, 晃, 金兒, 博司, 田岡, 大樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は72歳男性.膵腫瘤精査で受診.腫瘤はUSで辺縁平滑な低エコーで,内部は部分的に無エコーと高エコー領域が散見された.造影USでは腫瘤内への血管流入像を認めた.造影CTで腫瘤の一部と辺縁が造影され,MRIのT1/T2WIで低/高信号,MRCPで膵管より弱い高信号であった.尾側膵亜全摘術を施行し,膵粘液癌と最終診断した.造影USで特徴的な画像所見を呈した膵粘液癌の1例を経験したので報告する.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.108.470