胆嚢高分化型粘液癌の1例

症例は80歳代の男性.発熱があり当院を受診した.腹部CTで胆嚢底部腫瘤と総胆管結石があり入院した.内視鏡的総胆管切石術後に外科に転科した.胆嚢底部腫瘤および胆石症に対し手術を行った.胆嚢管リンパ節の術中迅速病理検査で腺癌と診断し肝床切除,D1リンパ節郭清を行った.病理組織学的検査で高分化型胆嚢粘液癌と診断した.胆嚢粘液癌は特徴的な画像所見を呈し,粘液癌を念頭に置けば術前診断可能と思われた....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2010, Vol.107(11), pp.1821-1827
Hauptverfasser: 山本, 淳史, 尾関, 豊, 伊藤, 由裕, 堀田, 亮輔, 佐治, 重豊, 杉山, 宏, 松永, 研吾
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は80歳代の男性.発熱があり当院を受診した.腹部CTで胆嚢底部腫瘤と総胆管結石があり入院した.内視鏡的総胆管切石術後に外科に転科した.胆嚢底部腫瘤および胆石症に対し手術を行った.胆嚢管リンパ節の術中迅速病理検査で腺癌と診断し肝床切除,D1リンパ節郭清を行った.病理組織学的検査で高分化型胆嚢粘液癌と診断した.胆嚢粘液癌は特徴的な画像所見を呈し,粘液癌を念頭に置けば術前診断可能と思われた.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.107.1821