イリノテカン,シスプラチン併用療法により病理学的著効が得られた胃内分泌細胞癌の1例

症例は65歳男性.2007年6月に心窩部痛,体重減少にて当院受診.胃前庭部の後壁に2型腫瘍を認め病理組織検査で胃内分泌細胞癌と診断した.多発性リンパ節転移,肝転移を認めたため,イリノテカン,シスプラチン併用療法を3コース行ったところ原発巣PR,転移巣CRで総合PRと評価した.胃切除術を行ったが切除標本に腫瘍細胞の残存を認めず病理学的著効と判断した.術後1年以上経過しているが無再発生存中である....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2009, Vol.106(11), pp.1616-1624
Hauptverfasser: 桐島, 寿彦, 吉波, 尚美, 円居, 明子, 松田, 昌悟, 高井, 孝治, 元好, 貴之, 山下, 靖英, 高顯, 純平, 新谷, 弘幸, 水本, 雅己, 吉川, 敏一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は65歳男性.2007年6月に心窩部痛,体重減少にて当院受診.胃前庭部の後壁に2型腫瘍を認め病理組織検査で胃内分泌細胞癌と診断した.多発性リンパ節転移,肝転移を認めたため,イリノテカン,シスプラチン併用療法を3コース行ったところ原発巣PR,転移巣CRで総合PRと評価した.胃切除術を行ったが切除標本に腫瘍細胞の残存を認めず病理学的著効と判断した.術後1年以上経過しているが無再発生存中である.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.106.1616