インターフェロン療法が著効した特発性血小板減少性紫斑病を合併したC型肝炎の1例

特発性血小板減少性紫斑病(以下ITP)を合併したC型慢性肝炎の1例を経験した.症例は,65歳,女性で,HCV遺伝子型は2b低ウイルス量であった.骨髄穿刺塗抹像の巨核球増加と除外診断から,ITPを合併しているC型慢性肝炎と診断した.インフォームド·コンセント取得の後,血小板数や副作用に十分注意し,インターフェロンβを導入し,最終的に肝機能の改善,HCVの持続陰性化,血小板数の増加を認めた....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2009, Vol.106(3), pp.405-410
Hauptverfasser: 柄澤, 哲, 冨樫, 整, 田嶋, 克史, 鈴木, 明彦, 小野寺, 滋, 芳賀, 弘明, 石井, 里佳, 三沢, 慶子, 三條, 麻衣, 奥本, 和夫, 西瀬, 雄子, 伊藤, 純一, 菅原, 一彦, 斉藤, 孝治, 斎藤, 貴史, 河田, 純男
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:特発性血小板減少性紫斑病(以下ITP)を合併したC型慢性肝炎の1例を経験した.症例は,65歳,女性で,HCV遺伝子型は2b低ウイルス量であった.骨髄穿刺塗抹像の巨核球増加と除外診断から,ITPを合併しているC型慢性肝炎と診断した.インフォームド·コンセント取得の後,血小板数や副作用に十分注意し,インターフェロンβを導入し,最終的に肝機能の改善,HCVの持続陰性化,血小板数の増加を認めた.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.106.405