明らかな誘因なく劇症化した高齢者無症候性HBVキャリアーの1例

82歳,男性.2006年からHBs抗原陽性を指摘されていたが,肝機能は正常.2007年5月に初めて肝機能異常を指摘され当科初診.HBe抗体陽性で,HBV-DNA>7.7log copy/ml.エンテカビルの投与,ステロイドパルス療法などを行ったが,劇症化し約1カ月後に死亡.剖検肝は亜広範肝壊死だが再生像に乏しく,GenotypeはBjで,precoreのnt1896はmutantであった....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2008, Vol.105(12), pp.1781-1786
Hauptverfasser: 山本, 毅, 近藤, 史帆, 菅原, 亜紀子, 米地, 真, 西岡, 可奈, 目黒, 敬義, 阿部, 眞秀, 村上, 一宏, 井上, 淳, 上野, 義之, 下瀬川, 徹
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:82歳,男性.2006年からHBs抗原陽性を指摘されていたが,肝機能は正常.2007年5月に初めて肝機能異常を指摘され当科初診.HBe抗体陽性で,HBV-DNA>7.7log copy/ml.エンテカビルの投与,ステロイドパルス療法などを行ったが,劇症化し約1カ月後に死亡.剖検肝は亜広範肝壊死だが再生像に乏しく,GenotypeはBjで,precoreのnt1896はmutantであった.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.105.1781