腹腔鏡検査の現況について
上野 きょうはお忙しい中ありがとうございます. きょうは腹腔鏡についての企画で, 腹腔鏡をやっている日本の代表的な施設の先生方においでいただきまして, あと新進気鋭の若手の消化器病専修医ということで, 女子医大の野登先生に参加していただきました. 早速ですけれども, 実は腹腔鏡というのは, 内科において昔はかなり重要な診断法の1つで, 特に肝臓領域は重要だったのですけれども, ほかの非侵襲的な画像診断が進歩してきた結果, 各施設での実施件数は少なくなっているのが一般的ではないかと思います. まず各施設の腹腔鏡の状況ついて, 荒瀬先生から, よろしくお願いいたします. 荒瀬 当院では, 腹腔鏡・...
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Veröffentlicht in: | 日本消化器病学会雑誌 2008, Vol.105(10), pp.1462-1481 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 上野 きょうはお忙しい中ありがとうございます. きょうは腹腔鏡についての企画で, 腹腔鏡をやっている日本の代表的な施設の先生方においでいただきまして, あと新進気鋭の若手の消化器病専修医ということで, 女子医大の野登先生に参加していただきました. 早速ですけれども, 実は腹腔鏡というのは, 内科において昔はかなり重要な診断法の1つで, 特に肝臓領域は重要だったのですけれども, ほかの非侵襲的な画像診断が進歩してきた結果, 各施設での実施件数は少なくなっているのが一般的ではないかと思います. まず各施設の腹腔鏡の状況ついて, 荒瀬先生から, よろしくお願いいたします. 荒瀬 当院では, 腹腔鏡・肝生検は1960年代からルーチンに行われております. 初回の病理学的検査は, 診断を最も正確に行うという意味で原則的には腹腔鏡下での肝生検を第1選択にしておりました. その後腹腔鏡下肝生検数は徐々に増加し, 1991年C型慢性肝炎にインターフェロンが保険適応になった頃には年間900例にまで達しました. |
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ISSN: | 0446-6586 1349-7693 |
DOI: | 10.11405/nisshoshi.105.1462 |