戸谷Ib型先天性総胆管拡張症の1例

症例は56歳男性.心窩部痛と肝機能障害で当院入院後,ERCPを施行.総胆管に限局する拡張と胆管内に結石を認めESTと切石術を行った.10カ月後のMRCPで総胆管に結石再発を認め再入院後,胆嚢および拡張胆管切除,肝管空腸吻合,Roux-en-Y再建術を施行した.胆管拡張形態より戸谷Ib型先天性総胆管拡張症と診断された.戸谷Ib型は頻度自体がまれであり,発生学的にも興味深い症例と考えられ報告した....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2008, Vol.105(3), pp.391-396
Hauptverfasser: 高氏, 修平, 小原, 充裕, 小泉, 一也, 竹内, 茂, 谷口, 雅人, 佐藤, 龍, 数馬, 尚之, 長谷川, 公治, 富田, 一郎, 浅川, 全一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は56歳男性.心窩部痛と肝機能障害で当院入院後,ERCPを施行.総胆管に限局する拡張と胆管内に結石を認めESTと切石術を行った.10カ月後のMRCPで総胆管に結石再発を認め再入院後,胆嚢および拡張胆管切除,肝管空腸吻合,Roux-en-Y再建術を施行した.胆管拡張形態より戸谷Ib型先天性総胆管拡張症と診断された.戸谷Ib型は頻度自体がまれであり,発生学的にも興味深い症例と考えられ報告した.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.105.391