仮想超音波画像簡易作成法の考案とその有用性
【目的】特別な装置やプログラムを必要としない仮想超音波画像簡易作成法(simple reconstruction method of virtual sonography;SRVS)を考案し,その方法と有用性を報告する.【方法】超音波(US)プローブを当てる位置を軸(支点)とし腹側から背側へ順次回転させた断層像をmulti-detector row CT(MDCT)のmultiplanar reformat(MPR)法で再構築し,US観察画像に近似させた画像(SRVS)を作成した.【結果】32症例,41病変でSRVSを作成した.すべての病変で識別は容易となり,正確な治療方針の決定やRFA治療成...
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Veröffentlicht in: | 日本消化器病学会雑誌 2008, Vol.105(1), pp.46-53 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】特別な装置やプログラムを必要としない仮想超音波画像簡易作成法(simple reconstruction method of virtual sonography;SRVS)を考案し,その方法と有用性を報告する.【方法】超音波(US)プローブを当てる位置を軸(支点)とし腹側から背側へ順次回転させた断層像をmulti-detector row CT(MDCT)のmultiplanar reformat(MPR)法で再構築し,US観察画像に近似させた画像(SRVS)を作成した.【結果】32症例,41病変でSRVSを作成した.すべての病変で識別は容易となり,正確な治療方針の決定やRFA治療成績の向上に寄与した(RFA施行:18病変,生検施行:2病変,他の治療法選択4病変,経過観察:17病変).【結論】SRVSはMDCT標準装備ワークステーションで作成可能であり,肝腫瘤性病変の診断,治療に有用である. |
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ISSN: | 0446-6586 1349-7693 |
DOI: | 10.11405/nisshoshi.105.46 |