回盲部退縮性腸間膜炎の1切除例

症例は64歳,男性.右下腹部に腫瘤を触知し近医を受診.右下腹部に鶏卵大の腫瘤を触知されたが大腸内視鏡検査では粘膜面に異常を認めず,腹部CT, MRIにて回盲部腸間膜側に腸管との連続を認めない約7cm大の楔状の腫瘤が認められた.回盲部腸間膜腫瘍の診断にて回盲部切除術を施行した.病理組織学的には悪性所見は認めず,炎症細胞浸潤と高度のfibrosisが認められ,退縮性腸間膜炎と診断された....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2006, Vol.103(5), pp.543-550
Hauptverfasser: 林, 忠毅, 中村, 利夫, 倉地, 清隆, 浅井, 陽介, 柏原, 貴之, 中島, 昭人, 鈴木, 昌八, 今野, 弘之
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:症例は64歳,男性.右下腹部に腫瘤を触知し近医を受診.右下腹部に鶏卵大の腫瘤を触知されたが大腸内視鏡検査では粘膜面に異常を認めず,腹部CT, MRIにて回盲部腸間膜側に腸管との連続を認めない約7cm大の楔状の腫瘤が認められた.回盲部腸間膜腫瘍の診断にて回盲部切除術を施行した.病理組織学的には悪性所見は認めず,炎症細胞浸潤と高度のfibrosisが認められ,退縮性腸間膜炎と診断された.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.103.543