AFPおよびPIVKA-II産生胃癌の1例

症例は71歳男性.両側下腿浮腫,肝機能障害を認め入院となった.AFP, PIVKA-IIが高値を示し,肝両葉に多発する低吸収域と胃穹窿部に1型の腫瘍を認めた.胃病変部の生検で低分化型腺癌の診断であったが,AFP, PIVKA-II染色陽性となったことから,AFPおよびPIVKA-II産生胃癌,多発肝転移と診断し,S-1の内服を開始した.PRの判定であったが,徐々に全身状態の悪化を認め死亡した....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2006, Vol.103(4), pp.426-431
Hauptverfasser: 田中, 浩紀, 石井, 卓, 阿久津, 典之, 大橋, 広和, 得能, 徹也, 鈴木, 隆, 奥田, 博介, 篠村, 恭久, 今井, 浩三
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は71歳男性.両側下腿浮腫,肝機能障害を認め入院となった.AFP, PIVKA-IIが高値を示し,肝両葉に多発する低吸収域と胃穹窿部に1型の腫瘍を認めた.胃病変部の生検で低分化型腺癌の診断であったが,AFP, PIVKA-II染色陽性となったことから,AFPおよびPIVKA-II産生胃癌,多発肝転移と診断し,S-1の内服を開始した.PRの判定であったが,徐々に全身状態の悪化を認め死亡した.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.103.426