Mikulicz病と糖尿病を合併した自己免疫性膵炎の1例
症例は56歳男性で両側涙腺腫大および全身の精査目的にて入院.両側涙腺·両側顎下腺·膵頭部と尾部の腫大を認め,Mikulicz病を合併した自己免疫性膵炎と診断した.ステロイド投与で涙腺·顎下腺腫大と膵腫大は消失した.涙腺·顎下腺·胆壁と膵組織にCD4,CD8陽性Tリンパ球が,顎下腺·胆壁·膵組織にIgG4陽性形質細胞が浸潤しており,Mikulicz病と自己免疫性膵炎の強い関連性が示唆された....
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Veröffentlicht in: | 日本消化器病学会雑誌 2006, Vol.103(2), pp.180-188 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は56歳男性で両側涙腺腫大および全身の精査目的にて入院.両側涙腺·両側顎下腺·膵頭部と尾部の腫大を認め,Mikulicz病を合併した自己免疫性膵炎と診断した.ステロイド投与で涙腺·顎下腺腫大と膵腫大は消失した.涙腺·顎下腺·胆壁と膵組織にCD4,CD8陽性Tリンパ球が,顎下腺·胆壁·膵組織にIgG4陽性形質細胞が浸潤しており,Mikulicz病と自己免疫性膵炎の強い関連性が示唆された. |
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ISSN: | 0446-6586 1349-7693 |
DOI: | 10.11405/nisshoshi.103.180 |