潰瘍性大腸炎に合併した上腸間膜動脈血栓症の1例

症例は36歳男性,潰瘍性大腸炎の経過中に腹部疝痛出現し,腹部CT検査にて上腸間膜動脈閉塞症と診断,血管造影下に血栓溶解療法施行するも効果不十分であったため,同日開腹下に血栓摘除術施行し救命しえた.潰瘍性大腸炎の消化管外合併症の中で,動脈血栓症は極めてまれであり,また,発症機序に潰瘍性大腸炎の活動性の関与が示唆された....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2006, Vol.103(2), pp.174-179
Hauptverfasser: 野田, 裕児, 渡邊, 文利, 丸山, 保彦, 景岡, 正信, 文岩, 浩崇, 大矢, 幸代, 大畠, 昭彦, 岡崎, 貴宏, 三輪, 一太
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は36歳男性,潰瘍性大腸炎の経過中に腹部疝痛出現し,腹部CT検査にて上腸間膜動脈閉塞症と診断,血管造影下に血栓溶解療法施行するも効果不十分であったため,同日開腹下に血栓摘除術施行し救命しえた.潰瘍性大腸炎の消化管外合併症の中で,動脈血栓症は極めてまれであり,また,発症機序に潰瘍性大腸炎の活動性の関与が示唆された.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.103.174