膵Lymphoepithelial cystの2例
膵リンパ上皮?胞はまれな疾患である. 今回膵リンパ上皮?胞を2例経験した. 症例1は単房性で角質が充満しており, 症例2は多房性で内部に角化物は認めず漿液性であった. 過去の報告からも膵リンパ上皮?胞は多彩な画像を呈すことから, 術前の画像診断は困難だが, 性別や造影態度, 膵管の交通などから鑑別診断の一つにあげることは可能であると考えられた. 膵リンパ上皮?胞はまれである. 今回われわれは, 膵リンパ上皮?胞(lymphoepithelial cyst以下LEC)の2例を経験したので, 文献的考察を加えて報告する. [症例] 症例1 患者:76歳, 男性. 主訴:胃粘膜下腫瘍の二次精査. 既...
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Veröffentlicht in: | 日本消化器病学会雑誌 2005, Vol.102(5), pp.612-618 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 膵リンパ上皮?胞はまれな疾患である. 今回膵リンパ上皮?胞を2例経験した. 症例1は単房性で角質が充満しており, 症例2は多房性で内部に角化物は認めず漿液性であった. 過去の報告からも膵リンパ上皮?胞は多彩な画像を呈すことから, 術前の画像診断は困難だが, 性別や造影態度, 膵管の交通などから鑑別診断の一つにあげることは可能であると考えられた. 膵リンパ上皮?胞はまれである. 今回われわれは, 膵リンパ上皮?胞(lymphoepithelial cyst以下LEC)の2例を経験したので, 文献的考察を加えて報告する. [症例] 症例1 患者:76歳, 男性. 主訴:胃粘膜下腫瘍の二次精査. 既往歴:特記すべきことなし. 現病歴:平成15年度検診にて胃粘膜下腫瘍が疑われ, 4月30日当センター消化器科を受診した. 上部消化管内視鏡検査にて胃粘膜下腫瘍は認めなかったが, 腹部CTにて膵腫瘍が疑われ, 精査加療目的に6月20日入院となった. 入院時現症, 入院時検査所見とも異常所見を認めなかった. 腫瘍マーカー, 内分泌学的検索も行ったが異常を認めなかった. |
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ISSN: | 0446-6586 1349-7693 |
DOI: | 10.11405/nisshoshi.102.612 |