RCP後3D-CTにて詳細を把握し得た特異な副膵管癒合を成す膵・胆管合流異常の1例

:副膵管が二股に分岐し, 一方が総胆管起始部に, もう一方が主膵管に交通した総胆管嚢腫をともなう膵胆管合流異常の1例を経験した. 一般に膵胆管合流異常は腹側膵と背側膵の癒合以前に生じる腹側膵と胆道系の形成不全であり, 背側膵原基由来の副膵管と胆道系は交通しないとされる. この説に従い, 明瞭に描出し得たERCP直後の3D-CTを検討し, 発生学的考察を行った....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2004, Vol.101 (7), p.788-792
Hauptverfasser: 大野和也, 伊藤真吾, 山本均, 新井尚子, 永田健, 日比知志, 寺崎正起, 北山康彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung::副膵管が二股に分岐し, 一方が総胆管起始部に, もう一方が主膵管に交通した総胆管嚢腫をともなう膵胆管合流異常の1例を経験した. 一般に膵胆管合流異常は腹側膵と背側膵の癒合以前に生じる腹側膵と胆道系の形成不全であり, 背側膵原基由来の副膵管と胆道系は交通しないとされる. この説に従い, 明瞭に描出し得たERCP直後の3D-CTを検討し, 発生学的考察を行った.
ISSN:0446-6586