超音波内視鏡検査で術前深達度診断が可能であった回腸悪性リンパ腫の1例

症例は76歳, 女性. 大腸内視鏡検査で回盲弁より逸脱する2cm大の粘膜下腫瘍様病変を認め, 生検で悪性リンパ腫と診断された. 超音波内視鏡で腫瘍の深達度は粘膜下層までと診断した. 回腸部分切除を施行し, 病理学的にはdiffuse large B cell lymphomaであった. 大腸内視鏡下に生検を行い確定診断に至った回腸悪性リンパ腫の報告例は少なく, 超音波内視鏡で腫瘍の深達度を診断し得た例は本症例が初めてであった....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2004, Vol.101(1), pp.41-46
Hauptverfasser: 平崎, 照士, 兵頭, 一之介, 梶原, 猛史, 仁科, 智裕, 舛本, 俊一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は76歳, 女性. 大腸内視鏡検査で回盲弁より逸脱する2cm大の粘膜下腫瘍様病変を認め, 生検で悪性リンパ腫と診断された. 超音波内視鏡で腫瘍の深達度は粘膜下層までと診断した. 回腸部分切除を施行し, 病理学的にはdiffuse large B cell lymphomaであった. 大腸内視鏡下に生検を行い確定診断に至った回腸悪性リンパ腫の報告例は少なく, 超音波内視鏡で腫瘍の深達度を診断し得た例は本症例が初めてであった.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.101.41