上部消化管内視鏡検査後にtoxic shock-like syndrome(TSLS)をともなう胃蜂窩織炎を生じた1例

症例は68歳男性で, 健診のため内視鏡検査, 胃粘膜生検をうけた. その後, 上腹部痛がみられ入院し, 上腹部にfocusのある腹膜炎と考えられ手術をうけた. 開腹所見にて胃蜂窩織炎, さらにtoxicshock-like syndrome(TSLS)と診断された. 胃切除後, 抗生剤の投与を受け全身状態は軽快した. 免疫力の低下を来す症例での胃粘膜生検は, TSLSの発症誘因となりうると考えられた....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2003, Vol.100(8), pp.992-996
Hauptverfasser: 白井, 大悟, 斎藤, 清二, 芳尾, 幸松, 若木, 邦彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は68歳男性で, 健診のため内視鏡検査, 胃粘膜生検をうけた. その後, 上腹部痛がみられ入院し, 上腹部にfocusのある腹膜炎と考えられ手術をうけた. 開腹所見にて胃蜂窩織炎, さらにtoxicshock-like syndrome(TSLS)と診断された. 胃切除後, 抗生剤の投与を受け全身状態は軽快した. 免疫力の低下を来す症例での胃粘膜生検は, TSLSの発症誘因となりうると考えられた.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi1964.100.992