び慢性の肝内動門脈短絡を合併し門脈圧亢進症状を呈した肝外門脈狭窄症の1例

症例は57歳, 女性. 食道胃静脈瘤の精査加療目的で当科入院. 腹部画像診断において門脈本幹の狭窄と肝門部でのcavernomatous transformationおよび肝右葉を中心にび慢性の肝内動門脈短絡が認められた. 肝生検組織では線維化および炎症所見はほとんど認められなかった. 本例の門脈圧亢進症および肝外門脈狭窄症の成立に肝内動門脈短絡が関与した可能性が示唆された....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2003, Vol.100(6), pp.697-701
Hauptverfasser: 佐伯, 哲, 松本, 幸二郎, 柳, 謙二, 西村, 大介, 濱田, 久之, 大畑, 一幸, 阿比留, 正剛, 重野, 賢也, 中川, 祐一, 石川, 博基, 濱崎, 圭輔, 坂本, 一郎, 中尾, 一彦, 鳥山, 寛, 江口, 勝美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:症例は57歳, 女性. 食道胃静脈瘤の精査加療目的で当科入院. 腹部画像診断において門脈本幹の狭窄と肝門部でのcavernomatous transformationおよび肝右葉を中心にび慢性の肝内動門脈短絡が認められた. 肝生検組織では線維化および炎症所見はほとんど認められなかった. 本例の門脈圧亢進症および肝外門脈狭窄症の成立に肝内動門脈短絡が関与した可能性が示唆された.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi1964.100.697