術前診断可能であった胆管原発小細胞癌の1例

症例は70歳,女性.黄疸にて発症.血液検査では肝胆道系酵素の上昇を認め,腹部超音波検査にて肝内胆管の拡張と中部胆管に20×15mm大の腫瘤を認めた.腹部CT検査では中部胆管に辺縁優位に造影される腫瘤を認めた.ERCPでは中部胆管に狭窄を認め,胆管細胞診,胆管生検で胆管小細胞癌と診断し,膵頭十二指腸切除術を施行した.切除標本では比較的境界明瞭な結節充実性の腫瘍を認め,組織所見は胆管原発小細胞癌であった....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2003/02/05, Vol.100(2), pp.190-194
Hauptverfasser: 新倉, 則和, 長谷部, 修, 横沢, 秀一, 今井, 康晴, 古田, 精市, 保坂, 典子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は70歳,女性.黄疸にて発症.血液検査では肝胆道系酵素の上昇を認め,腹部超音波検査にて肝内胆管の拡張と中部胆管に20×15mm大の腫瘤を認めた.腹部CT検査では中部胆管に辺縁優位に造影される腫瘤を認めた.ERCPでは中部胆管に狭窄を認め,胆管細胞診,胆管生検で胆管小細胞癌と診断し,膵頭十二指腸切除術を施行した.切除標本では比較的境界明瞭な結節充実性の腫瘍を認め,組織所見は胆管原発小細胞癌であった.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi1964.100.190