85歳女性に発症した自己免疫性肝炎の1例

症例は85歳,女性.全身倦怠感が出現.近医にて肝機能障害を指摘され,当院紹介入院.入院時血液検査にて黄疸をともなう肝細胞障害型の肝機能異常を認め,IgG 2170mg/dl,抗核抗体160倍であり,自己免疫性肝炎と診断.プレドニゾロン40mg/日にて加療を行い速やかに改善.肝生検組織所見および治療反応性より自己免疫性肝炎の国際診断基準にて19点であった.以後,プレドニゾロンを減量し経過観察中であるが肝炎の再燃なくコントロールされている.なお,本例はHLA-DR2およびDR4ともに陰性であった....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2002/12/05, Vol.99(12), pp.1498-1502
Hauptverfasser: 山浦, 高裕, 吉澤, 要, 六波羅, 明紀, 西澤, 好雄, 松本, 晶博, 堀内, 朗, 宮澤, 幸一, 清澤, 研道
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は85歳,女性.全身倦怠感が出現.近医にて肝機能障害を指摘され,当院紹介入院.入院時血液検査にて黄疸をともなう肝細胞障害型の肝機能異常を認め,IgG 2170mg/dl,抗核抗体160倍であり,自己免疫性肝炎と診断.プレドニゾロン40mg/日にて加療を行い速やかに改善.肝生検組織所見および治療反応性より自己免疫性肝炎の国際診断基準にて19点であった.以後,プレドニゾロンを減量し経過観察中であるが肝炎の再燃なくコントロールされている.なお,本例はHLA-DR2およびDR4ともに陰性であった.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi1964.99.1498