杯細胞カルチノイドと腺癌を合併した潰瘍性大腸炎の1例
治療を自己中断していた潰瘍性大腸炎の44歳の男性が腸閉塞にて入院した.注腸検査にて直腸と下行結腸に狭窄を認め外科的切除を施行した.病理組織学的に直腸病変は杯細胞カルチノイドで下行結腸病変は中分化型腺癌であった.虫垂以外に認められた杯細胞カルチノイドはまれである,潰瘍性大腸炎に合併した例は本邦での報告はなく,さらに腺癌と併発したことは,腫瘍の発生機序を考えるうえで興味深い.若干の文献的考察を加えて報告する....
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Veröffentlicht in: | 日本消化器病学会雑誌 2002/05/05, Vol.99(5), pp.500-504 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 治療を自己中断していた潰瘍性大腸炎の44歳の男性が腸閉塞にて入院した.注腸検査にて直腸と下行結腸に狭窄を認め外科的切除を施行した.病理組織学的に直腸病変は杯細胞カルチノイドで下行結腸病変は中分化型腺癌であった.虫垂以外に認められた杯細胞カルチノイドはまれである,潰瘍性大腸炎に合併した例は本邦での報告はなく,さらに腺癌と併発したことは,腫瘍の発生機序を考えるうえで興味深い.若干の文献的考察を加えて報告する. |
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ISSN: | 0446-6586 1349-7693 |
DOI: | 10.11405/nisshoshi1964.99.500 |