核酸増幅検査により発症を予測しIFN治療が著効した輸血後C型急性肝炎の1例

症例は32歳男性.熱傷に対し新鮮凍結血漿の輸血を行われた.後日,日赤での500検体ミニプールにおける核酸増幅検査(nucleic acid amplification test;NAT)を契機に輸血された血漿中からHCV RNAが検出された.その後患者は急性肝炎を発症したが,IFN治療が著効した,本症例は,輸血実施後に施行されたNATによりHCVRNA陽性の血漿であったことが明らかになり,発症を予測し得た輸血後C型肝炎の最初の報告例である....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2001/11/05, Vol.98(11), pp.1294-1297
Hauptverfasser: 伯井, 俊彦, 藤岡, 高弘, 花田, 健治, 清家, 英二, 東納, 重隆, 下屋, 正則, 峯, 雅文, 近藤, 寿郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は32歳男性.熱傷に対し新鮮凍結血漿の輸血を行われた.後日,日赤での500検体ミニプールにおける核酸増幅検査(nucleic acid amplification test;NAT)を契機に輸血された血漿中からHCV RNAが検出された.その後患者は急性肝炎を発症したが,IFN治療が著効した,本症例は,輸血実施後に施行されたNATによりHCVRNA陽性の血漿であったことが明らかになり,発症を予測し得た輸血後C型肝炎の最初の報告例である.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi1964.98.1294