クローン病の成分栄養療法施行前後における腸管透過性の検討

lactuloseとrhamnoseを用いた腸管透過性試験は,経口投与された二種類の糖の尿中排泄率の比(L/R比:lactulose/rhamnose ratio)で表わされ,腸管透過性は腸管粘膜障害の程度を反映しているといわれている.対象としたクローン病患者の腸管透過性試験は総計92回,L/R比は平均0.079±0.081(平均±標準偏差)であった.健常対照群のL/R比は平均0.027±0.009であり,CD全体のL/R比は健常人のL/R比にくらべて有意に元進していた(p...

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2001/06/05, Vol.98(6), pp.636-643
Hauptverfasser: 岩田, 正己, 中野, 浩, 松浦, 良徳, 長坂, 光夫, 三沢, 美帆, 水田, 佐知, 伊東, 逸朗, 斎藤, 知規, 伊藤, 隆雄, 外間, 政希, 神谷, 雅人, 保原, 怜子, 渡邊, 真, 高濱, 和也
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:lactuloseとrhamnoseを用いた腸管透過性試験は,経口投与された二種類の糖の尿中排泄率の比(L/R比:lactulose/rhamnose ratio)で表わされ,腸管透過性は腸管粘膜障害の程度を反映しているといわれている.対象としたクローン病患者の腸管透過性試験は総計92回,L/R比は平均0.079±0.081(平均±標準偏差)であった.健常対照群のL/R比は平均0.027±0.009であり,CD全体のL/R比は健常人のL/R比にくらべて有意に元進していた(p
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi1964.98.636