重症肝障害を呈し速やかに改善した急性アルコール性脂肪肝の1例

症例は54歳男性,多量飲酒により高度肝機能障害を発症して来院.血液検査にて重症急性肝障害と診断し,血漿交換・持続的血液濾過透析(CHDF)・ステロイドミニパルス療法を施行した.血液検査成績の速やかな改善を認め,また画像上も第1病日に高度脂肪肝が認められたが,第4病日には脂肪肝の著明な改善が得られた.病態としてAlcoholic foamy degeneration(AFD)が考えられたが,急性脂肪変性の改善に各種治療の関与が示唆された....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2000/01/05, Vol.97(1), pp.60-64
Hauptverfasser: 古谷, 徹, 鈴木, 憲治, 春日, 葉子, 島田, 紀朋, 内藤, 嘉彦, 石川, 智久, 大久保, 至, 新谷, 稔, 山根, 建樹, 藤瀬, 清隆, 小林, 正之
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は54歳男性,多量飲酒により高度肝機能障害を発症して来院.血液検査にて重症急性肝障害と診断し,血漿交換・持続的血液濾過透析(CHDF)・ステロイドミニパルス療法を施行した.血液検査成績の速やかな改善を認め,また画像上も第1病日に高度脂肪肝が認められたが,第4病日には脂肪肝の著明な改善が得られた.病態としてAlcoholic foamy degeneration(AFD)が考えられたが,急性脂肪変性の改善に各種治療の関与が示唆された.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi1964.97.60