シクロスポリンA持続静注療法が著効したステロイド抵抗性潰瘍性大腸炎の1例

潰瘍性大腸炎の治療としてはスルファサラゾピリジンおよび5アミノサリチル酸製剤に加え副腎皮質ステロイドが内科的治療の主体となるが,これらの治療に抵抗する例やステロイドの減量が困難な症例が一部に存在する.我々はシクロスポリンA持続静注療法により緩解導入に成功し,少量6メルカプトプリン投与で緩解維持に成功しているステロイド抵抗性難治性中等症潰瘍性大腸炎の1例を報告した.本療法は難治性潰瘍性大腸炎の緩解導入療法として有効であると考えられた....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 1999/11/05, Vol.96(11), pp.1290-1294
Hauptverfasser: 宮崎, 敬子, 久松, 理一, 海老沼, 浩利, 柏木, 和弘, 矢島, 知治, 高石, 官均, 岩男, 泰, 渡辺, 守, 日比, 紀文, 石井, 裕正
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:潰瘍性大腸炎の治療としてはスルファサラゾピリジンおよび5アミノサリチル酸製剤に加え副腎皮質ステロイドが内科的治療の主体となるが,これらの治療に抵抗する例やステロイドの減量が困難な症例が一部に存在する.我々はシクロスポリンA持続静注療法により緩解導入に成功し,少量6メルカプトプリン投与で緩解維持に成功しているステロイド抵抗性難治性中等症潰瘍性大腸炎の1例を報告した.本療法は難治性潰瘍性大腸炎の緩解導入療法として有効であると考えられた.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi1964.96.1290