ED療法中に便中Clostridium difficile toxin陽性を示した5症例

成分栄養(elemental diet : ED)療法施行中に便中Clostridium difficile toxin(C.D.toxin)が陽性を示した5症例(Crohn病4例,単純性腸潰瘍1例)を呈示した.5例ともCD.toxinが陽性化した時期より2カ月以内に抗生物質の投与はなく,またEDを中止した4例ではC.D.toxinはいずれも陰性化した.これらより,5症例のC.D.toxinの陽性化にEDが関与していた可能性が示唆された....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 1999, Vol.96(7), pp.834-839
Hauptverfasser: 伊藤, 博彰, 飯塚, 政弘, 湯川, 道弘, 堀江, 泰夫, 千葉, 満郎, 渡辺, 純夫, 正宗, 研
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:成分栄養(elemental diet : ED)療法施行中に便中Clostridium difficile toxin(C.D.toxin)が陽性を示した5症例(Crohn病4例,単純性腸潰瘍1例)を呈示した.5例ともCD.toxinが陽性化した時期より2カ月以内に抗生物質の投与はなく,またEDを中止した4例ではC.D.toxinはいずれも陰性化した.これらより,5症例のC.D.toxinの陽性化にEDが関与していた可能性が示唆された.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi1964.96.834