膵リンパ上皮嚢胞の1例

膵リンパ上皮嚢胞はまれな膵嚢胞性疾患であり,今回経験した一例について報告する.症例は68歳男性,主訴は背部痛,血液生化学的検査で異常はなかったが,精査の結果,膵尾部にだるま状の腫瘤を認め,自覚症状がみられることと腫瘤が大きいことから手術を実施し,膵リンパ上皮嚢胞と診断した.術前の確定診断は困難であったがEUS,CT,MRI等の画像診断が有効と考えられ,本症例に文献的考察を加えて比較検討した....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 1999/05/05, Vol.96(5), pp.550-557
Hauptverfasser: 宮崎, 純一, 中澤, 三郎, 芳野, 純治, 乾, 和郎, 奥嶋, 一武, 中村, 雄太, 高島, 東伸, 鵜飼, 宏司, 三戸, 隆, 松本, 純夫, 鈴木, 啓一郎, 堀部, 良宗
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:膵リンパ上皮嚢胞はまれな膵嚢胞性疾患であり,今回経験した一例について報告する.症例は68歳男性,主訴は背部痛,血液生化学的検査で異常はなかったが,精査の結果,膵尾部にだるま状の腫瘤を認め,自覚症状がみられることと腫瘤が大きいことから手術を実施し,膵リンパ上皮嚢胞と診断した.術前の確定診断は困難であったがEUS,CT,MRI等の画像診断が有効と考えられ,本症例に文献的考察を加えて比較検討した.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi1964.96.550