癌合併を認めた胃型腺腫の1例
症例は22歳・男性.胃体から前庭部前壁を中心に発赤し粘液の付着をともなう絨毛状に増殖した隆起性病変の集簇を認め,内視鏡的粘膜切除にて癌を合併した胃型腺腫と診断した.病変は広範であり胃全摘術を施行した.胃型腺腫は胃腺腫の中ではまれであるが,発育経過や癌化など未解決の問題も残されており,診断・治療は慎重に行わなければならない.本症例は胃型腺腫の経過・治療を考える上で興味ある症例と考えられた....
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Veröffentlicht in: | 日本消化器病学会雑誌 1999/03/05, Vol.96(3), pp.286-290 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は22歳・男性.胃体から前庭部前壁を中心に発赤し粘液の付着をともなう絨毛状に増殖した隆起性病変の集簇を認め,内視鏡的粘膜切除にて癌を合併した胃型腺腫と診断した.病変は広範であり胃全摘術を施行した.胃型腺腫は胃腺腫の中ではまれであるが,発育経過や癌化など未解決の問題も残されており,診断・治療は慎重に行わなければならない.本症例は胃型腺腫の経過・治療を考える上で興味ある症例と考えられた. |
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ISSN: | 0446-6586 1349-7693 |
DOI: | 10.11405/nisshoshi1964.96.286 |