症例報告 限局性胃アミロイドーシスの1例

原発性アミロイドーシスは各種臓器にアミロイドが沈着して多彩な臨床像を呈する, 未だに原因不明の代謝疾患である. その多くは全身の諸臓器にアミロイド沈着を来す全身性のアミロイドーシスで, 消化管に限局してアミロイドの沈着を認める限局性消化管アミロイドーシスは少なく, 特に胃に限局した例は非常にまれである1). 今回われわれは, 2年間の経過観察中に増大傾向を示した限局性胃アミロイドーシスの1手術症例を経験したので報告する....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 1994, Vol.91 (9), p.1437-1441
Hauptverfasser: 出射秀樹, 堀田芳樹, 藤原澄夫, 浜岡剛, 多河慶泰, 田頭幸夫, 西上隆夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:原発性アミロイドーシスは各種臓器にアミロイドが沈着して多彩な臨床像を呈する, 未だに原因不明の代謝疾患である. その多くは全身の諸臓器にアミロイド沈着を来す全身性のアミロイドーシスで, 消化管に限局してアミロイドの沈着を認める限局性消化管アミロイドーシスは少なく, 特に胃に限局した例は非常にまれである1). 今回われわれは, 2年間の経過観察中に増大傾向を示した限局性胃アミロイドーシスの1手術症例を経験したので報告する.
ISSN:0446-6586