No.43 睡眠・自律神経機能・生体リズムへの自然鍼灸学式鍼施術効果に関する研究―主観的・客観的評価による施術効果

[目的]自然鍼灸学式鍼施術効果について主観的・客観的評価を行う. [対象]主観的評価対象;健康成人30人(男性18名, 女性12名 31.7±7.2歳) 客観的評価対象;PSG解析およびHRV解析;健康成人男性6名(36.2±13.8歳), 覚醒脳波パワースペクトル解析;健康成人男性8名(38.6±13.8歳)[方法]主観的評価は睡眠日誌, OSA睡眠調査票により, 客観的評価は終夜睡眠ポリグラフ解析(PSG), 覚醒脳波のパワースペクトル解析, 心拍変動パワースペクトル解析(HRV)を鍼施術前2日間, 施術後2日間施行し, 施術前第2夜と鍼施術後第2夜を比較検討した. [結果]主観的評価で有...

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Veröffentlicht in:日本温泉気候物理医学会雑誌 2009, Vol.73 (1), p.58-59
Hauptverfasser: 務台直子, 藤原順子, 菊池勇哉, 渡部敬吉郎, 中條洋, 松木宥造, 西條一止, 木村里美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:[目的]自然鍼灸学式鍼施術効果について主観的・客観的評価を行う. [対象]主観的評価対象;健康成人30人(男性18名, 女性12名 31.7±7.2歳) 客観的評価対象;PSG解析およびHRV解析;健康成人男性6名(36.2±13.8歳), 覚醒脳波パワースペクトル解析;健康成人男性8名(38.6±13.8歳)[方法]主観的評価は睡眠日誌, OSA睡眠調査票により, 客観的評価は終夜睡眠ポリグラフ解析(PSG), 覚醒脳波のパワースペクトル解析, 心拍変動パワースペクトル解析(HRV)を鍼施術前2日間, 施術後2日間施行し, 施術前第2夜と鍼施術後第2夜を比較検討した. [結果]主観的評価で有意な変化は, 睡眠日誌での睡眠潜時の短縮, 睡眠効率の増加, 起床時気分の上昇, OSA調査票因子I(眠気)の改善, 因子IV(統合的睡眠)に関してだった. (p<0.05). 客観的評価での有意な変化はREM睡眠%の正常化, 特に第1睡眠周期でのREM睡眠%の増加, REM睡眠期のLF/HFの減少, HF成分の増加だった(p<0.05). また施術翌日起床時の覚醒度の有意な上昇は主観的客観的評価で一致した. [考察]自然鍼灸学式鍼施術効果は自律神経機能活動を介しての効果が示唆された.
ISSN:0029-0343