No.36 ホワイトカラー男性に対する生活指導と温泉入浴による総合的健康教育の効果―1年間の観察期間を含むランダム化比較試験

本研究は, ホワイトカラー男性を対象として, 生活・運動・食事指導と温泉入浴を2週間に1回, 24週間実施し, 生活習慣病, 免疫機能, 体力, ストレスマネージメント, 行動変容に及ぼす効果を1年後まで追跡して明らかにすることを目的とした. 島根県雲南市役所内の職員専用ホームページを通じて被検者の公募(30-57歳までの男性40名)を行い, 43名の参加希望者があり, 「介入群:22名」と「コントロール群:21名」に無作為割付を行った. 介入群には, 毎回1時間の複合的な運動プログラムや食事指導, 医師等による疾病予防の講話と, その後に約60分間のナトリウム・塩化物泉での半身浴を行った....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本温泉気候物理医学会雑誌 2009, Vol.73 (1), p.55-56
Hauptverfasser: 上岡洋晴, 岡田真平, 北湯口純, 鎌田真光, 高橋美絵
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本研究は, ホワイトカラー男性を対象として, 生活・運動・食事指導と温泉入浴を2週間に1回, 24週間実施し, 生活習慣病, 免疫機能, 体力, ストレスマネージメント, 行動変容に及ぼす効果を1年後まで追跡して明らかにすることを目的とした. 島根県雲南市役所内の職員専用ホームページを通じて被検者の公募(30-57歳までの男性40名)を行い, 43名の参加希望者があり, 「介入群:22名」と「コントロール群:21名」に無作為割付を行った. 介入群には, 毎回1時間の複合的な運動プログラムや食事指導, 医師等による疾病予防の講話と, その後に約60分間のナトリウム・塩化物泉での半身浴を行った. また, 週1回は実施することを参加者が宣言したテーラーメイド・プログラムを実施することとした. コントロール群は, 健康づくりのための講義を6ヶ月間で2回実施する他は, 従来どおりの生活を営んでもらった. 介入群の中で参加率が高く, 日常のアドヒレンスが高い群は, コントロール群や低アドヒレンス群と比較して免疫機能が良好な状態に維持されていた.
ISSN:0029-0343