No.8 整形外科通院患者の温泉行動調査

[目的]整形外科通院患者の温泉に対する意識行動調査を行うこと. [方法]関東I県の総合病院整形外科に通院中の患者(年齢17~90歳/平均55.7歳, 男性24名, 女性30名/初診16名, 再診36名, その他2名)に対してアンケート調査を実施し, 温泉に対する意識行動調査を行った. 質問項目は, 近場の温泉の有無, 温泉の効能について, 過去1年間の温泉へ行った回数及び目的, 温泉へ行かなかった場合はその理由と代替手段, 温泉が近くにあると良いと思うか否か, その他自由回答とした. [結果]近場の温泉の有無は, ある33名, ない20名, 無回答1名で, 温泉の効能は, すごく良い15名,...

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Veröffentlicht in:日本温泉気候物理医学会雑誌 2009, Vol.73 (1), p.42-43
1. Verfasser: 矢田部佳久
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:[目的]整形外科通院患者の温泉に対する意識行動調査を行うこと. [方法]関東I県の総合病院整形外科に通院中の患者(年齢17~90歳/平均55.7歳, 男性24名, 女性30名/初診16名, 再診36名, その他2名)に対してアンケート調査を実施し, 温泉に対する意識行動調査を行った. 質問項目は, 近場の温泉の有無, 温泉の効能について, 過去1年間の温泉へ行った回数及び目的, 温泉へ行かなかった場合はその理由と代替手段, 温泉が近くにあると良いと思うか否か, その他自由回答とした. [結果]近場の温泉の有無は, ある33名, ない20名, 無回答1名で, 温泉の効能は, すごく良い15名, 多少良い29名, どちらもと言えない7名, 良くない3名, 過去1年間の温泉回数は, なし17名, 1-2回18名, 3-4回6名, 5回以上13名であった. 代替手段は, 我慢する13名, 入浴剤で代用23名, 銭湯やサウナへ行く8名で, 温泉に対する需要は, すごくある30名, 多少ある14名, どちらとも言えない7名, ない1名であった. 自由回答としては, 院内への温泉施設導入希望の意見もあった. [考察]本調査の結果, 過去1年間に1度以上温泉へ行った人数は回答者の約2/3, 5回以上温泉へ行った人数も約1/4と多かった. 整形外科通院患者には温泉に対する需要が多い事が分かり, 病院勤務者にも温泉物理医学に対する深い知識が必要であると考えられた.
ISSN:0029-0343