歩行移動動作評価テストの難易度のクロス表による検討
リハビリテーションでは, ひとりの人間が独立して生活するために毎日繰り返す基本的な一連の身体的動作群を「ADL(Activities of Daily Living;日常生活活動)」と呼び, 日常生活に近い適当な場面を設定して出来るだけ正確かつ客観的に評価するように工夫している1). 評価の目的が患者が退院後自宅でどこまで自立して生活できるかをチェックするためであれば, 食事や排尿, 排便が自分一人で出来るかどうかが重要なチェックポイントであり, 歩行を中心とした機能訓練を開始したばかりの片麻痺患者について治療の効果を1週間毎にチェックして行くときには, 独力でベットの上で起きあがれるかとか,...
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Veröffentlicht in: | 日本温泉気候物理医学会雑誌 1998, Vol.61(2), pp.106-114 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | リハビリテーションでは, ひとりの人間が独立して生活するために毎日繰り返す基本的な一連の身体的動作群を「ADL(Activities of Daily Living;日常生活活動)」と呼び, 日常生活に近い適当な場面を設定して出来るだけ正確かつ客観的に評価するように工夫している1). 評価の目的が患者が退院後自宅でどこまで自立して生活できるかをチェックするためであれば, 食事や排尿, 排便が自分一人で出来るかどうかが重要なチェックポイントであり, 歩行を中心とした機能訓練を開始したばかりの片麻痺患者について治療の効果を1週間毎にチェックして行くときには, 独力でベットの上で起きあがれるかとか, 手すりを使って平地を歩けるかといった検査が役立つことになる. 一方, 実施可能なテストの数は, 患者側, 検査側両面からの制約があるので, 評価の目的に応じて, どの様な基準でテストを選択するか, 選択したテストをどのような順序で実施すればよいか, をあらかじめ検討し, 効率化を図ることが望ましい. |
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ISSN: | 0029-0343 1884-3697 |
DOI: | 10.11390/onki1962.61.106 |