RA膝関節に対する低出カレーザー照射の臨床的および組織学的検討
慢性関節リウマチ(RA)関節炎の物理療法としてのレーザー照射療法が最近盛んに行なわれ, 有効だとする報告が多くみられる. RAに対する低出力レーザー, なかでも半導体レーザーの効果を客観的に判定する目的で, 膝関節炎に対するレーザー照射の多施設二重盲検比較試験と, レーザー照射滑膜の組織学的変化の検討を行なった(なお前者については本誌第52巻3号に詳細を発表している). 対象および方法 多施設二重盲検比較試験 参加施設は, 国立伊東温泉病院内科, 国立相模原病院内科, 中伊豆温泉病院内科, 東京大学医学部物療内科, 聖マリアンナ医科大学東横病院内科の5施設である. 使用機器は, 伊藤超短波製半...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 日本温泉気候物理医学会雑誌 1990, Vol.54 (1), p.26-28 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 慢性関節リウマチ(RA)関節炎の物理療法としてのレーザー照射療法が最近盛んに行なわれ, 有効だとする報告が多くみられる. RAに対する低出力レーザー, なかでも半導体レーザーの効果を客観的に判定する目的で, 膝関節炎に対するレーザー照射の多施設二重盲検比較試験と, レーザー照射滑膜の組織学的変化の検討を行なった(なお前者については本誌第52巻3号に詳細を発表している). 対象および方法 多施設二重盲検比較試験 参加施設は, 国立伊東温泉病院内科, 国立相模原病院内科, 中伊豆温泉病院内科, 東京大学医学部物療内科, 聖マリアンナ医科大学東横病院内科の5施設である. 使用機器は, 伊藤超短波製半導体レーザー照射器で, 発光素子はGa-Al-As, 波長は830nm, 最大出力は30mWである. 対照としてこれと外見上全く同一のダミー機器を用いた. 対象患者は, 1958年ARA診断基準でclassicalまたはdefinite RAと診断された患者で, 発症後6ヵ月以上経過し, 少なくとも一方の膝関節に疼痛を有する者で, レーザー群33例, ダミー群35例である. |
---|---|
ISSN: | 0029-0343 |