国際温泉気候学会出席記
私の今度のBaden-Badenに於ける国際温泉気候学会への出席の目的は日本代表として, 開会第2日目の1962年10月1日に代表演説としてSerologische Reaktionen bei der Dermatitis wahrend Kuren mit sauren Mineralbademの題下に玉川温泉での研究成績を特別講演として発表するにあった. 一般講演を含めて4会場で行われるので, これをすべて聞くことは到底不可能なので, 主として四つの特別講演部門を聞くことにした. 従ってこの四部門の内容を報告するに止める. 第一日目の特別講演は10月1日9.00~12.30時にSaal....
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Veröffentlicht in: | 日本温泉気候物理医学会雑誌 1963/09/25, Vol.27(2), pp.91-95 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 私の今度のBaden-Badenに於ける国際温泉気候学会への出席の目的は日本代表として, 開会第2日目の1962年10月1日に代表演説としてSerologische Reaktionen bei der Dermatitis wahrend Kuren mit sauren Mineralbademの題下に玉川温泉での研究成績を特別講演として発表するにあった. 一般講演を含めて4会場で行われるので, これをすべて聞くことは到底不可能なので, 主として四つの特別講演部門を聞くことにした. 従ってこの四部門の内容を報告するに止める. 第一日目の特別講演は10月1日9.00~12.30時にSaal. AでAllgemeine BalneologieのHauptthemaで, 各国から選ばれた七人で行なわれたが, 座長は会長Prof. J. Michezと今度日本医学会にも出席してくれたProf. V. R. Ottであった. 第一席のProf. F. Scheminzky(Innsbruck)はNeue Ergebnisse der allgemeinen Balneologieと題し, allgemeine Balneologieの問題点は温泉の治療への応用の基礎の確立と拡大にあり, 温泉の作用因子の究明の確立にはIsotopeを用いての研究が必要であると述べたが, この人の演説はゆっくりとした口調で言葉一つ一つを区切り, しかし激しいところもあり, 私にも分るので, 4人目にひかえた私も, 此の人のように話せばいいんだなと思ったら自ら気が落ちつき, 4日目にひかえた特別講演リハビリテーションに於ける私の座長の役目も“やれるな”と思うに至った. |
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ISSN: | 0029-0343 1884-3697 |
DOI: | 10.11390/onki1962.27.91 |