婦人科腹腔鏡手術後にフェンタニルを利用したIV-PCAを開始した患者においてPONVを発症しIV-PCAを中止するリスク因子について
[要約] 術後の疼痛管理として経静脈患者管理鎮痛(以下IV-PCAと略)が使用される. 良好な鎮痛効果が期待できるが, 合併症として嘔気が指摘されている. 当院で2017年8月から2018年12月にかけて婦人科腹腔鏡手術後にIV-PCAを開始した88症例から術後悪心・嘔吐(PONV)によってIV-PCAを中止するリスク因子について検討した. 患者背景や臨床所見について単変量解析では患者体重(50kg未満群と50kg以上群)が, 多変量解析を行うと患者体重に加えて術中フェンタニル使用量(0.3mg未満群と0.3mg以上群)が有意な項目となった. PONVのハイリスクである婦人科腹腔鏡術後にIVP...
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Veröffentlicht in: | 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2020, Vol.36(2), pp.114-118 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | [要約] 術後の疼痛管理として経静脈患者管理鎮痛(以下IV-PCAと略)が使用される. 良好な鎮痛効果が期待できるが, 合併症として嘔気が指摘されている. 当院で2017年8月から2018年12月にかけて婦人科腹腔鏡手術後にIV-PCAを開始した88症例から術後悪心・嘔吐(PONV)によってIV-PCAを中止するリスク因子について検討した. 患者背景や臨床所見について単変量解析では患者体重(50kg未満群と50kg以上群)が, 多変量解析を行うと患者体重に加えて術中フェンタニル使用量(0.3mg未満群と0.3mg以上群)が有意な項目となった. PONVのハイリスクである婦人科腹腔鏡術後にIVPCAを開始した場合, 患者体重が50kg未満である事, もしくは術中のフェンタニル使用量が0.3mg以上であることがPONVのリスク因子である可能性が示唆された. |
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ISSN: | 1884-9938 1884-5746 |
DOI: | 10.5180/jsgoe.36.2_114 |