子宮体癌に対する腹腔鏡下手術のoncologic outcomeに関する後方視的検討

「緒言」近年, 我が国の子宮体癌の罹患数は急激に増加している. 一方, 手術の低侵襲化は社会のニーズであり, 外科系診療科で内視鏡下の手術が増加傾向にある. 2014年に子宮体癌IA期に対する腹腔鏡下手術が保険収載されたこともあり, 国内から子宮体癌に対する腹腔鏡下手術の feasibility に関する報告が相次いでいる. しかし, 腹腔鏡下手術を行った子宮体癌症例の予後に関する報告は少ない. 当院では2012年の開院以来, 子宮体癌に対する腹腔鏡下手術を多数行ってきた. 2017年には子宮体癌に対する腹腔鏡下手術を行った91症例の feasibility を検討し, 手術時間, 術中出血量...

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Veröffentlicht in:日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2020, Vol.36(1), pp.60-65
Hauptverfasser: 竹本, 周二, 別宮, 若菜, 佐々木, 恵子, 松川, 淳, 南川, 麻里, 向田, 幸子, 浅井, 哲, 田島, 博人, 浅田, 弘法
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」近年, 我が国の子宮体癌の罹患数は急激に増加している. 一方, 手術の低侵襲化は社会のニーズであり, 外科系診療科で内視鏡下の手術が増加傾向にある. 2014年に子宮体癌IA期に対する腹腔鏡下手術が保険収載されたこともあり, 国内から子宮体癌に対する腹腔鏡下手術の feasibility に関する報告が相次いでいる. しかし, 腹腔鏡下手術を行った子宮体癌症例の予後に関する報告は少ない. 当院では2012年の開院以来, 子宮体癌に対する腹腔鏡下手術を多数行ってきた. 2017年には子宮体癌に対する腹腔鏡下手術を行った91症例の feasibility を検討し, 手術時間, 術中出血量, 術中・術後合併症, 摘出リンパ節個数等より十分に実施可能な手術であることを報告した. 今回, 腹腔鏡手術から3年以上が経過した子宮体癌症例に限って検討し, その腫瘍学的予後を後方視的に評価した.
ISSN:1884-9938
1884-5746
DOI:10.5180/jsgoe.36.1_60