腹腔鏡技術認定医の定期的な出張手術による、出張先医師・看護師の意識変化に関するアンケート調査報告
【緒言】技術認定医制度に加え, 日本産科婦人科内視鏡学会の認定研修施設の認定制度が2014年4月から始まり, 日本全体では腹腔鏡手術が日々進歩している. その中でいまだ腹腔鏡手術の普及が困難をきたしている地方もあり, 一部の地方では腹腔鏡の教育や普及に関する独自の工夫がなされている. 長野県は, 日本産科婦人科内視鏡学会の認定研修施設は3施設, 技術認定医は6名と, 腹腔鏡手術に関してはやや立ち遅れた地域である. その中でも当院はさらに腹腔鏡手術の導入が遅れた施設であり, 2008年より不定期で信州大学病院から指導的医師の出張を依頼し, 年間10件前後の手術件数で, 子宮付属器手術に限って腹腔...
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Veröffentlicht in: | 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2018, Vol.34(2), pp.171-177 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【緒言】技術認定医制度に加え, 日本産科婦人科内視鏡学会の認定研修施設の認定制度が2014年4月から始まり, 日本全体では腹腔鏡手術が日々進歩している. その中でいまだ腹腔鏡手術の普及が困難をきたしている地方もあり, 一部の地方では腹腔鏡の教育や普及に関する独自の工夫がなされている. 長野県は, 日本産科婦人科内視鏡学会の認定研修施設は3施設, 技術認定医は6名と, 腹腔鏡手術に関してはやや立ち遅れた地域である. その中でも当院はさらに腹腔鏡手術の導入が遅れた施設であり, 2008年より不定期で信州大学病院から指導的医師の出張を依頼し, 年間10件前後の手術件数で, 子宮付属器手術に限って腹腔鏡手術を行ってきた. その後も件数や手術内容は著変ないまま経過したが, 腹腔鏡技術認定医を目指す若手医師が当院へ異動になったことをきっかけに, 2016年より認定研修施設から技術認定医を招き, 月に2回, 1日2件, 定期的に腹腔鏡手術を行う体制ができた. |
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ISSN: | 1884-9938 1884-5746 |
DOI: | 10.5180/jsgoe.34.2_171 |