当院における保険収載後の腹腔鏡下子宮体癌手術
「はじめに」本邦で婦人科良性疾患に対して初めて腹腔鏡下手術が保険認可されたのは1994年のことである. それから20年の歳月が流れ, 婦人科領域における腹腔鏡手術件数は年間1万を超えるに至り, 2014年4月には子宮体癌に対する腹腔鏡下手術が保険認可された. ようやく悪性腫瘍に対しても保険認可がおり, 腹腔鏡下手術は今後婦人科悪性腫瘍の分野にも普及していくものと考えられる. 早期子宮体癌に対する腹腔鏡下手術は2008年より先進医療として承認され, 2014年4月より保険収載された. 当院では腹腔鏡下子宮体癌手術を, 2010年から2014年3月までの約3年半の間に先進医療として早期子宮体癌21...
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Veröffentlicht in: | 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2016, Vol.32(1), pp.135-141 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」本邦で婦人科良性疾患に対して初めて腹腔鏡下手術が保険認可されたのは1994年のことである. それから20年の歳月が流れ, 婦人科領域における腹腔鏡手術件数は年間1万を超えるに至り, 2014年4月には子宮体癌に対する腹腔鏡下手術が保険認可された. ようやく悪性腫瘍に対しても保険認可がおり, 腹腔鏡下手術は今後婦人科悪性腫瘍の分野にも普及していくものと考えられる. 早期子宮体癌に対する腹腔鏡下手術は2008年より先進医療として承認され, 2014年4月より保険収載された. 当院では腹腔鏡下子宮体癌手術を, 2010年から2014年3月までの約3年半の間に先進医療として早期子宮体癌21例に対して施行し, 2014年4月から2015年3月までの1年間に保険診療として子宮体癌IA期19例に対して施行した. 本稿では, 当院における本術式を紹介し, 保険収載後の変化につき考察を加える. |
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ISSN: | 1884-9938 1884-5746 |
DOI: | 10.5180/jsgoe.32.135 |